鹿革のサロン
京北に移り住んでからご縁が生まれた
「獣害駆除」から得た日本の鹿の皮
猟師さんから頂いた鹿の生皮を
1〜2時間かけて裏面についている肉をこそぎ落とす
東京のタンナー(鞣し業者)に送り
100%タンニンで鞣した革を送ってもらう
海外の寒い国の鹿と異なり
革の厚みは劣るが品質は申し分なし
今回は京都市内で飲食店を営む方からの依頼で
是非とも地産の材を使用して欲しいとのことで
ほぼ一頭分の鹿革を贅沢に使いサロン(エプロン)を製作
Takuの作風を支持していただき
ご要望により大胆に縁側の面白さを生かし
よりワイルドで 唯一無二なサロンが出来上がりました
ソフトな感触の鹿革サロンはフィット感がよく
さらに摩擦性が高くズレにくい
ただ革なので布に比べると通気性は劣りますが
使っていくうちに雰囲気が良くなっていく事 間違いなしです
革の入荷状況がまだ不安定であり
素材のストックを確保できない状況にあるため
オーダーに関しましては 入荷次第となります
獣害駆除は山村地域で大きな問題となっております
植林の山は餌場を失い人里へ降りてきます
鹿 猪 猿 熊 狸 …。
農家さんは作物を食い荒らされ 仕事になりません
夜間活動する鹿と車で接触事故を起こす話も よく耳にします
人と獣との戦いはお互いの生活を脅かし
バランスのとれた共存は難しいのだろうか?
人が動物の肉を食べる上で皮は副産物として存在します
獣害駆除ともなるとその捉え方は大きく変わります
自分にできる得意な事で
この町が抱える問題を知ってもらえたらと思います
*革工房TAKU*
Tel 080-2434-7514
Mail leather@k-taku.com
URL:www.k-taku.com