Leather Taku’s Blog

革工房Takuの作品を紹介しております

ハーレー サドルシート張り替え

遠方よりご相談いただきました

1998年ハーレーダビッドソン/スプリンガーソフテイル

サドルシートのリペアの紹介です

 

1940年代のサイドバルブ/WLAに使われていた
サドルシートのリプロ品を長年使用されており

レザーがボロボロなのでリペアついでに
カスタマイズのご相談となりました

 

出来上がったシートを私が所有する1949年WLに取り付けておりますので

全体的な雰囲気やバランスは異なりますが

基本設計が大きく変わらないハーレーだからこそ

これだけ年式が異なっているにも関わらず

共通して部品が付けられることが面白いですね

↑一般的なサドルシートと比べると

シートの左右のプレスが異なります

 

第二次世界大戦等で使われたWLAモデルのシートは

元々 左右にスタッズが3つずつあり

腰に下げたガンホルダーの銃が傷まないような

作りになっているそうです

 

今回はそれらのストーリーや意味にはとらわれず

デラックス仕様でお作りしました

 

ヌメ革をブラウンの染料で染め

使い込んだようなビンテージな雰囲気に

スタッズ(ビョウ)もエイジング加工したものを使用

フリンジも取り付けることでゴージャス感が気持ち良いです

 

ハーレーのサドルシートの張り替えには

高度な技術と経験が伴うため

一般的なシートリペア屋さんでは断られることが多いそうです

色々と調べて私のところへ相談されることも多く

遠方からの依頼もしばしばございます

 

基本的にはスポンジも交換となりますが

スポンジの厚みによりシルエットや座り心地も異なります

見た目のラインを重視するか

距離を乗った際のお尻への負担や足つきを重要視するかは

お客様次第となります

 

◎参考価格

プレーンで8万円(ブラック、ナチュラル)

染色やエイジングの追加加工で別途2万円〜

スカートやフリンジの追加で別途5万円〜

 

お気軽にご相談くださいませ

 

 

革工房Taku
 Mail  loop@leather-taku.com
 LINE  leathertaku
 Tel   080-2434-7514
Web https://leather-taku.com/